トヨタのプリウスのミニバンモデルとなるプリウスαが2017年にフルモデルチェンジする可能性が出てきました。
- 2015年12月に新型プリウス
- 2016年12月にプリウスSUVのC-HR
- 2017年2月発売の新型プリウスPHV
というように、プリウスシリーズのフルモデルチェンジが進んでいますが、いよいよワゴンタイプのプリウスαも全面改良の時期が差し迫っています。
そこで気になる新型プリウスαのフルモデルチェンジに関する最新情報を見ていきましょう。
2代目新型プリウスαへフルモデルチェンジへ!
プリウスαは、2011年にハイブリッド専用車の3代目プリウスの派生ミニバンとして発売された車です。
ノーマルプリウスは、セダン形状とされていますが、それをステーションワゴン状にさせた2列シートで5人乗りモデルと、3列シートで7人乗りのミニバンモデルが存在し、大人数を乗せるユーザーにとっては、利便性のあるモデルで人気となっています。
そんなプリウスαが初のフルモデルチェンジをして新型となります。
新型プリウスαには新プラットフォームTNGA採用
フルモデルチェンジする新型プリウスαには、4代目プリウスや2代目プリウスPHVと同様にトヨタ新型プラットフォームのTNGA(Toyota New Global Architecture)が採用されることとなります。
このTNGAという新型グローバルアーキテクチャーを採用することによって、新型プリウスαは、低重心化や高剛性に加え、軽量化が図られることとなります。
その恩恵は、室内空間をよりゆとりのあるものとし、さらには走行性能の向上だけでなく、燃費性能向上にも貢献することとなります。
また、リアのサスペンションがダブルウィッシュボーンになるのでは?という噂も出ており、相当進化した走りを期待できそうです。
新型プリウスαの予想デザイン画像について
新型プリウスαのエクステリアの予想画像が海外で作成されています。
その新型プリウスαのCGの予想画像がコチラになります。
(引用:http://www.theophiluschin.com/)
4代目プリウスをステーションワゴンにしたデザインになっています。
この新型プリウスαの予想画像のリアのコンビランプの形状が、4代目プリウスと大きく異なりますが、全体的にリアがホンダのシャトルを参考したように見えるのは気のせいでしょうか?
まああくまで予想画像なのですが、4代目プリウスをワゴンやミニバン形状に発展させたデザインになる可能性は高そうです。
新型プリウスα フルモデルチェンジ後のパワートレーンは?
新型プリウスαのフルモデルチェンジ後のパワートレーンについてですが、4代目プリウスに採用されているものと同様の改良型THSⅡが搭載される見通しです。
直4DOHC1.8Lエンジンに電動モーターを加えたハイブリッドシステムで、そのスペックは、
☆エンジン☆
- 最高出力 98ps
- 最大トルク 14.5kgm
☆モーター☆
- 最高出力 72ps
- 最大トルク 14.5kgm
と予想されます。
新型プリウスαの燃費性能は?
新型プリウスαのバッテリーには、モデルチェンジ前同様に、ミニバンタイプにはリチウムイオンバッテリー、ステーションワゴンタイプにはニッケル水素バッテリーが採用と予想されます。
そして新型プリウスαの燃費性能については、JC08モードで33.0km/Lが目標とされて開発されていると見られます。
ノーマルモデルの4代目プリウスの燃費性能は40.8km/Lにはおよびませんが、モデルチェンジ前の燃費性能が26.2km/Lという事を考えると、約7㎞/Lの向上となり、大幅な燃費性能改善が見込まれます。
新型プリウスαの安全装備にトヨタセーフティセンスP
新型プリウスαの安全装備として、4代目プリウスと2代目プリウスPHVで採用されている予防安全パッケージの「トヨタセーフティセンスP」が採用される見通しです。
車格的に考えても、新世代のプリウスシリーズ全てが「トヨタセーフティセンスP」を搭載させていることを考えれば、ほぼ間違いないと思われます。
トヨタセーフティセンスPには、
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
ミリ波レーダーと単眼カメラの2種類のセンサーで先行車両や歩行者を検知し、衝突の可能性がある場合、ブザーやディスプレイ表示でドライバーに警報。衝突の可能性が高いと判断すると、ブレーキを踏む力を強力にアシストして衝突回避を支援
- レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合にブザーとディスプレイ表示で警報し、車線逸脱による事故の回避を支援
- オートマチックハイビーム
単眼カメラによって周囲の明るさや対向車のヘッドランプ、先行車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替え
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付/全車速追従機能付)
ミリ波レーダーで先行車との車間距離を検知し、設定車速の範囲内で先行車の車速に併せて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行をする
新型プリウスαの場合、他の新型プリウスシリーズを見る限り、レーダークルーズコントロールは全車速追従機能付タイプになるでしょう。
新型プリウスαの発売時期は2017年か?
フルモデルチェンジした新型プリウスαが発売される時期は、現在は2017年度内が有力です。
初代プリウスαの発売が、3代目プリウスの発売からちょうど2年後ということを踏まえると、4代目プリウスが発売された2015年12月の2年後となる2017年12月となりますが、これを考えると2017年後半~2018年前半になるとも見れます。
新型プリウスαの価格はいくらになる?
新型プリウスαの価格については、3代目プリウスが4代目にモデルチェンジ後に約20万円程度値上げしたケースを踏まえると、同様にプリウスαもモデルチェンジ後に20万円程度の値上げとなる可能性は高いです。
よって、新型プリウスαの予想価格は、270万~370万円とします。
新型プリウスαのフルモデルチェンジに関するまとめ
4代目プリウスを筆頭に、SUVタイプとなるC-HRを含めて、新世代のプリウスシリーズが続々と誕生していますが、その締めくくりが2代目となる新型プリウスαになりそうです。
また、G’sの後継となるGRシリーズが新型プリウスαにも加わるのかといった注目ポイントも有ります。
TNGAや改良型THSⅡといったトヨタ最新の技術を導入した新型プリウスαの正式発表が今から楽しみですね。