トヨタ自動車の高級セダンであるクラウンアスリート、ロイヤルが2018年にフルモデルチェンジをして新型になるという情報が入ってきました。
元々、新型クラウンへのフルモデルチェンジに関しては、2018年ではなく2017年末のスケジュールで進んでいたと見られますが、諸事情によって2018年にずれ込む可能性が高くなったと見られています。
クラウンがフルモデルチェンジ!2018年に15代目クラウン誕生か
2012年に発売された14代目クラウンでは、大型グリルを採用するなど、これまでの保守的なデザインを打ち破り、若い世代への世代交代も視野に入れた内容となったことは記憶に新しい所。
2015年のマイナーチェンジではアスリートにダウンサイジングターボエンジンを搭載させ、クラウンの主流は、ロイヤルからアスリートへ完全移行したとも見れます。
そして、今回のクラウンのフルモデルチェンジではより世代の若返りがテーマとなった全面改良が行われる見通しです。
新型クラウン フルモデルチェンジ後のエンジンはどうなる?
フルモデルチェンジ後の新型クラウンの搭載エンジンについては、14代目アスリートに採用されている
- 2.0Lターボエンジン「8AR-FTS」
- 2.5LNAエンジン+ハイブリッド
の2本立てになる可能性が高いと見られます。
2.0ターボエンジンについては、変更がなければ、
- 最高出力175kW( 238PS)/4800-5600rpm
- 最大トルク350Nm(35.7kgm)/1650-4000rpm
のスペックが引き継がれることになりそうです。
さらに、新型レクサスLSに搭載される新開発の3ℓV6エンジン搭載をアスリートの最上級モデルに採用されることも期待されています。
この新型3リッターV6エンジンは、5リッターV8エンジンに匹敵するとも言われており、スペックは
- 総排気量3,445cc
- 最高出力:310[421]/5,200~6,000(kW[PS]/r.p.m.)
- 最大トルク:600[61]/1,600~4,800(N・m[kgf・m]/r.p.m.)
となっています。
新型クラウンにTNGA FRプラットフォーム採用へ
4代目プリウスから採用され始めたトヨタが新開発したプラットフォームのFRプラットフォーム「TNGA-N」を新型クラウンで採用されることとなります。
このTNGAのFRプラットフォームのレクサスバージョンの「GA-L」が、すでにレクサスLC、新型レクサスLSで採用されているものの、トヨタ車では次期センチュリーと共に新型クラウンでも採用となります。
軽量化に加え、高い剛性を持ち、高張力鋼板の比率を従来の60%から77%に高めつつ、最適な配置とすることなどで骨格構造を見直されていることから、
- クラウンならではのレスポンスに優れた走行性能
- 安全性能の向上
- 燃費性能の向上
といった大きな恩恵を受けることとなります。
新型クラウン トヨタセーフティセンスP搭載で現行以上の進化はある?
14代目クラウンも2016年から安全装備のトヨタセーフティセンスPを搭載していますが、フルモデルチェンジ後も新型クラウンには同じくトヨタセーフティセンスPが搭載される見通しです。
現在のクラウンに採用されているトヨタセーフティセンスPの内容としては、
- プリクラッシュセーフティシステム
- レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
という内容ですが、フルモデルチェンジ後は、レーダークルーズコントロールが設定車速(約50~100km/h)の範囲内で作動するブレーキ制御付タイプではなく、全車速対応のタイプへと変更されると見られます。
その他注目される点としては、他メーカーの先進装備ではほぼ採用されている中央維持機能付きのレーンキープアシスト、オートホールド機能付きの電動パーキングブレーキといった機能が新たに搭載されるのかどうかという所です。
高級車だからこそ、次期クラウンには他メーカーの先進装備に劣らない充実した機能を搭載してほしいですよね。
新型クラウンにはFCVモデルが2019年以降に発売されるかも
そして、新型クラウンには、2018年のフルモデルチェンジから遅れること1年。2019年にはFCV(燃料電池車)モデルとなるクラウンFCVが発売されるのではという情報が出ています。
トヨタの燃料電池車「MIRAI」の技術をクラウン用に最適化したものになると思われますが、クラウンFCVの価格は800万円前後と予想されます。
新型クラウンのフルモデルチェンジに関するまとめ
さらなる世代交代も視野を入れて全面改良される15代目クラウン。
高級車としてレクサスとの差別化もバランスよく行うことが求めらえるだけに、レクサスとは違った魅力をどこまで見せることができるのかが焦点となります。
アスリートシリーズを主軸に、トヨタの最先端技術を投入した次期クラウンの行方に注目です。
新型クラウンのフルモデルチェンジに関する続報を楽しみにお待ちください。