日産で人気のSUVであるエクストレイル(X-TRAIL)が2017年にマイナーチェンジを実施する見込です。
すでにエクストレイルの兄弟車である日産ローグは北米でマイナーチェンジ後の新型モデルが北米で発表されています。
3代目となる現行型エクストレイルは、2013年にフルモデルチェンジされて以来、ハイブリッドモデルを追加する等、日本国内で注目されつづけているSUVと言えます。
そのエクストレイルが次のマイナーチェンジではどのように進化するのか、その最新情報を紹介します。
日産 新型エクストレイルが2017年にマイナーチェンジへ!
2017年にマイナーチェンジされる新型エクストレイルは、2016年にマイナーチェンジされた兄弟車の新型ローグと同様のデザインになると見られれています。
その新型ローグの画像がこちら。
日産の新型車ではすでにおなじみとなった「Vモーション」が現行モデル以上に大胆なデザインとしてなじむように採用されているところがポイントです。
他にも、フロントバンパーとリアバンパーや、サイドミラーのデザインが変更されており、ルーフアンテナがシャークフィンになっているところも注目です。
また、LEDを採用したリアコンビランプの形状も新しいデザインとなっており、フロントライトにもLEDが採用され、LEDイルミネーションも追加されることとなりました。
全体的にシャープで、かつ、現行よりもオシャレなデザインになったと言えるのではないでしょうか。
この他のポイントとしては、ハンズフリーでテールゲートを開閉可能な「Motion-Activated Liftgate」装備している部分です。
ボディサイズは、全長4650mm、全幅1820mm、全高1715mm、ホイールベース2705mmとなっています。
ちなみに新型ローグの動画はこちらです。
内装(インテリア)について
新型ローグのインテリアの画像はこちらです。
インテリアについては、エクステリア程大々的な改良は行われていないものの、上質感があり、フラットボトムステアリングホイール、新しいシフトノブ、センターコンソールを採用等、細かな部分が変更されています。
アームレストも皮巻き仕様になっている所がポイントです。
上質なインテリアとなる「Platinum Reserve Interior Package」をオプション設定もされています。
[ad#car-2]2017年型のパワートレイン・性能について
新型ローグのエンジンは、ガソリンとハイブリッドの2つが用意されています。
そのスペックは以下の通りです。
<ガソリンモデル>
2L 直列4気筒 DOHC エンジン
最高出力:147PS/6000rpm
最大トルク:21.1kgm/4400rpm
駆動方式:FF・4WD
トランスミッション:エクストロニックCVT(無段変速機)
JC08モード燃費:FF16.4km/L、4WD16.0km/l
<ハイブリッドモデル>
2L 直列4気筒 DOHC エンジン+モーター
最高出力:147PS/6000rpm
最大トルク:21.1kgm/4400rpm
駆動方式:FF・4WD
モーター最高出力 :41PS
モーター最大:トルク16.3kgm
トランスミッション:エクストロニックCVT(無段変速機)
動力用主電池:リチウムイオン電池
JC08モード燃費:FF20.6km/L、4WD 20.0km/l
さらに、2016年10月に開催されたパリモーターショー2016において、日産ヨーロッパ・イーストのバイス・プレジデントのジェームズ・ライト氏が、エクストレイルに2.0Lディーゼル(190ps)が追加するとコメントしたことから、ヨーロッパ仕様には今後2.0Lディーゼルモデルが加わると見られています。
ちなみに現在のヨーロッパでラインナップされているエクストレイルのエンジンのラインナップは、130psの1.6Lディーゼル(ルノーR9M型)、そして、160psとなるガソリン直噴ターボ(MR16DDT)の2つになります。
安全装備としては、エマージェンシーブレーキ、レーン・ディパーチャー・プリベンション,(LDP)とインテリジェントクルーズコントロール( ICC)等が採用されています。
エクストレイルとローグの違い
エクストレイルとローグに関しては、エクストレイルのエンジンはMR20DEエンジンですが、ローグは排気量が500cc大きいQR25DEを採用しています。
それによって、エクストレイルには設定されていない、18インチホイールの設定がローグにはされています。
エクストレイルとローグの違いはほぼそれくらいのものです。
このことから、マイナーチェンジされたローグの内容は、新型エクスレイルのマイナーチェンジの内容に大きく引き継がれると見られます。
新型エクストレイル 日本モデルではプロパイロットに期待がかかる
新型ローグでは採用されていませんが、日本モデルとなる新型エクストレイルでは新型セレナから採用されている同一車線自動運転技術「プロパイロット」搭載の可能性が高いです。
欧州で発売されているエクストレイルの兄弟車キャッシュカイでは、プロパイロットの採用が決まっているため、新型エクストレイルでも「プロパイロット1.0」搭載の可能性がかなり高い状態です。
新型エクストレイル マイナーチェンジ後の発売時期と価格は果たして
マイナーチェンジされた新型エクストレイルの日本発売時期は、2017年の上半期が有力です。
価格については、現行型よりも5万円程度高くなると予想されます。
新型エクストレイルに関するまとめ
新型エクストレイルのマイナーチェンジまでほぼ秒読みと言える状況ですが、デザインに関しては新型ローグ同様のスタイリッシュなデザインになる見通しです。
注目は、クリーンディーゼルモデルが日本でも導入されるかどうか、そして自動運転技術「プロパイロット」が採用されるかどうかです。
クリーンディーゼルについては近年はマツダが力を入れており、エクストレイルのライバルとなるCX-5の人気も高いです。
それどころか、2017年にはCX-5のフルモデルチェンジが控えているので、エクストレイルとしても、クリーンディーゼルモデルや「プロパイロット」といった機能はライバル車対抗の為にも重要となります。
続報を楽しみに待ちましょう。
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