三菱自動車のプラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」が2017年2月9日にマイナーチェンジを行うことになりました。
アウトランダーPHEVと言えば、やはりプラグインハイブリッドシステムが最も売りであり、今後はその技術を日産のSUV等にも採用されていくことになることが少し前に発表されました。
また同じく2017年2月にはトヨタからプリウスPHVが登場するのでプラグインハイブリッド車として強力なライバルが登場することになります。
そこで今回、マイナーチェンジした新型アウトランダーPHEVはどのように進化するのか見ていきましょう。
新型アウトランダーPHEV 2017年2月9日マイナーチェンジ!
2017年2月9日にマイナーチェンジする新型アウトランダーの改良内容としては、安全装備の充実が主な内容となる見込みです。
その内容としては、「e-Assist」の機能向上が挙げられます。
マイナーチェンジ後のアウトランダーPHEVのe-Assistは次のようになる見通しです。
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
前方車両との速度差が約30km/h以下で衝突を回避、または衝突被害を軽減するシステム。
前方車両との速度差が30km/hを超える場合には、警報で注意を促しますが、衝突は回避できず。
これがマイナーチェンジによって歩行者検知に対応する見通し。
- 車線逸脱警報システム(LDW)
車速60km/h以上で走行している時、前方の車線位置をカメラによって監視し、車線を外れそうになると、警報で注意するシステム。
- レーダークルーズコントロールシステム(ACC)
先行車の減速・停止を搭載しているレーダーによって認識し、自動で追従するシステム。
長距離走行となる高速道路などでは疲労軽減につながる便利な機能です。
- 誤発進抑制機能(前進&後退時)(UMS)
ペダルやシフトの操作ミスをすることで起きる「急発進」や「後退」を防止させるための機能。
ブレーキをかけて車両を停止させる機能ではないが、危険時には、警報とともにモーター出力を抑制して、発進をゆるやかにし、衝突被害を軽減してくれます。
☆作動条件☆
停車~約10km/h での走行時
進行方向(約4m以内)の車両や障害物を超音波で検知している場合
アクセルペダルを素早く、強く踏み込んだ場合
ドライバーがハンドルを大きく切るなどの回避行動をしていない場合
シフトポジションが「P」「N」以外の場合
(引用:アウトランダーPHEV公式)
- 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)
今回のマイナーチェンジから加わる機能。
斜め後方の車等は死角になることが多いですが、後側方車両がいることを知らせてくれるシステムです。これによって、車線変更時の時に、より安全を確保できるようになります。
マイナーチェンジで電動パーキングブレーキ
マイナーチェンジ後のアウトランダーPHEVは、「e-Assist」の機能向上だけでなく、オートホールド機能付きの電動パーキングブレーキも搭載されることとなります。
これによって、スイッチ操作をすることで、ブレーキペダルから足を話しても停車状態が維持することが可能となっており、再度発進したい場合は、再びアクセルペダルを踏むことでブレーキ解除となって発進することができるようになります。
他には、モーターのみで走行できるEVプライオリティモードも追加され、EV走行領域の最適化がされると見られています。
また、スポーツ仕様も追加され、ビルシュタインのサスペンション採用に加え、専用のエアロバンパー、アルミホイール、サスペンションが設定されると見られています。
[ad#car-2]「Apple Car Play」「Android Auto 」対応
そして新型アウトランダーPHEVのナビゲーションシステムは、「Apple Car Play」と「Android Auto 」に対応するようになり、iPhoneやアンドロイドのスマホを活用して、電話機能や音楽再生・音声認識機能、Google Mapなどのアプリケーション操作ができるようになります。
新型アウトランダーPHEVのマイナーチェンジ後の価格は?
マイナーチェンジで安全装備等の充実化が図られることで、新型アウトランダーPHEVの価格は、現在の価格よりも、15万円前後値上げとなると予想します。
新型アウトランダーPHEVのマイナーチェンジに関するまとめ
ここ1年で各メーカーの安全装備が充実化される中、三菱も主力のアウトランダーPHEVの安全装備を向上させて、対抗に出ます。
SUVブームとなる中、マイナーチェンジした新型アウトランダーPHEVがどこまで存在感を見せつけることができるのか注目です。
[ad#car-10]